メッセージ
隣駅の駅前は急行が止まる大きい駅でちょっとした円形の憩いのスペースがあって、ベンチがあったり、謎の銅像があったり。たまにギター弾きがいたり、ダンス踊ってる人がいたりする。
そこにいっこだけ気になる張り紙が、
「ハトに餌をやらないでください」
そこまでは普通だ。だけど次に続く言葉が、
「ハトは自分で探します」
まあ、その通りなのだけど。
これは誰が誰に言っているのか?もちろん誰にかは「ハトに餌をやる人に」だ。誰が、かというと・・・駅の人とか行政の人とかなんだろうけどこの言い切り方、人というよりハトに近い存在な気がする・・・もしかしたら「ハトの王様」が、じゃないのかしらと思ったりしている。
「ハトは自分で探します」
余計なことしてもらわんでよろし、わてら自分で探せますさかい。はい、王様、了解しました。と素直に思える。これ考えた人、わたしは好きです。いや、人じゃなくてハトの王様かもしれないけどね。